紅芋とカンダバー (芋の茎葉) のエキスを利用して、ミョウバンを用いたアルミ媒染と鉄釘を用いた鉄媒染による草木染をして見ました。
そのとき、
スーパーマーケットで
アルミ媒染に使用する
ミョウバン (アルミニウム) を探していたら
たまたま
もち粉を着色する紅芋パウダーの粉を見かけました。
餅作りの『紅芋粉 / 紅芋パウダー』は白い餅を紅芋風に着色する粉末で、
その原材料を見てみると
詳しくは解りませんが、
餅作りの
『紅芋パウダー』は
紅芋に含まれている
赤系の
アントシアニンの
色素を抽出した物で
インスタントコーヒー? ような
紅芋の抽出物であるようです。
餅作りの『紅芋粉』でも草木染ができるのか? お試し染色して見ました。
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ある日、
100円SHOPで麻の野菜袋を購入し、草木染をする事にしました。
草木染をする繊維には、
毛糸や絹といった動物繊維はタンパク質 (結合物質) が含まれているので良く染まるけど ⇔ 木綿や麻といった植物繊維はタンパク質 (結合物質) が少ないので染まりにくいと云われています。
タンパク質 (物質) と 色素 (物質) が 空気 (酸素) と結合して染色 (酸化) が行われるので、タンパク質 (物質) の少ない麻 (植物繊維) は染まりにくいので、繊維にタンパク質を染み込ませる「豆汁下地」が行われています。
「豆汁下地」は易的に、豆乳や牛乳などのタンパク質を利用する方が多く見られます。
↓↑
野菜袋 (麻繊維) に30分ほど豆乳 (タンパク質) を染み込ませた後、堅く絞って干します。
… ミョウバンを準備
→
豆乳 (タンパク質) を染み込ませた野菜袋 (麻繊維) をミョウバン水に浸してアルミ媒染 (先媒染) をし。その後は草木の染液を付着させます。
餅作りの『紅芋粉』をミョウバン水のお湯で溶かし、染液を作ります。
『紅芋粉』の
染液で20分くらい浸した後に空気酸化 また
染液に20分くらい浸した後に空気酸化 また
繰り返します →
3枚の野菜袋を染めて見ました。
今度は →
『紅芋粉』の
染液で染めた野菜袋3枚のうち2枚を消石灰と鉄釘の入ったエキスに投入し後媒染します。← 消石灰はアルカリ性 鉄釘は
酸性の媒染剤になっています。
鉄釘は鉄媒染 消石灰は
石灰媒染 ミョウバンは
アルミ媒染になります。
『紅芋粉』→ 鉄媒染で黒系、石灰媒染で薄緑? アルミ媒染で赤系に。
1つの『紅芋粉』で3種類の媒染剤を使用して3色に染めて見ました。
―→
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