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おもしろ実験 その5

これまでの染色実験は失敗の連続で期待はずれ結果になってしまいました。

(・・; まだやるか;
という声も聞こえて来ますが、おもしろ実験でありますので多めに見て頂きたく思います。

   ー↓ー↓ー

クエン酸とウコン粉 (クルクミン) のキレート作用で防染糊の代用ができるかも? の実験をして見ました。

キレート作用は金属イオンを「吸収」して『排出』するといいます。

「吸収」は「着色」、
『排出』は『脱色』。

キレート作用を持つウコン粉 (クルクミン) も金属色を「脱色」してウコン色を『着色』する作用があるように思います。
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草木染はミョウバン (アルミニウム) や鉄などの金属イオンで媒染 (色素の定着) しているので、キレート作用を持つクエン酸とウコン粉 (クルクミン) を付着させた部分は「脱色」して『着色』→「選手交代』作用で防染糊の代用に。という実験でありました。

注意

また色いろ調べて見ると、
ある問題に行き当たりました。

これまで、
ウコン粉 (ターメリック) や 紅芋粉 (アントシアニン) で染色していましたが、その2つ色素は日光に対する堅牢度が弱い。という事です。

草木染は全般的に、
色素の退色 / 変色はSetになっているのですが、ウコン粉 (ターメリック) と 紅芋粉 (アントシアニン) の2つ色素は退色 / 変色が強いので、画用紙では使用できる気もしますが、Tシャツ等の実用的な物には不向きに思いました。
↓↑
そうした製品には専用の色止剤や濃染剤といった助剤が必要。との事です。

ウコンの色素 → クルクミンを少し含む春ウコン てんびん座 多く含む秋ウコンがあり、カレー粉に使用されているターメリック秋ウコンの英名だといいます。

ー(・・? ー?→

上記の事を踏まえて、
2つ気になる点がありました。

それは? 
衣服に染みたカレー粉 (秋ウコン) は洗濯 () では落ちにくいけど ⇔ 日光 (紫外線) で落ちる事があるといいます。

ご迷惑をおかけします 色素には ご迷惑をおかけします
水溶性」と『脂溶性』の色素があり、紅芋粉 (アントシアニン) や緑茶 (カテキン) は「水溶性」⇔ ウコン粉 (ターメリック) や ニンジン (カロテン)・トマト (リコピン)・ほうれん草 (ルテイン) は『脂溶性』の色素になっているようです。
↓↑
カレー粉 (秋ウコン) もに溶けにくい?

(・・? また不思議お話?
紅芋粉やウコン粉の色素は、日光に対する堅牢度が弱いけど ⇔ 紅芋のアントシアニンやウコンのターメリックはポリフェノールの一種で、ポリフェノールはフィトケミカルと呼ばれる機能成分の1種になっているようです。

フィトケミカル (phytochemical) は、
フィト (植物) + ケミカル (化学成分) → 植物の化学物質で。アントシアニンやターメリック等のポリフェノール (フィトケミカル) は、植物が紫外線や昆虫・ウイルスから体を守るために作りだされた色素や香り・辛み・苦み・渋み・酸み・ネバネバ成分。だといいます。
↓↑
ウコン粉 (ターメリック) と 紅芋粉 (アントシアニン) は、本来は紫外線から身を守る色素だけど ⇔ 草木染では日光に対する堅牢度が弱い。と事が不思議に思いました。
フィトケミカル本来の姿  防虫効果・抗菌効果はあるようです。

ご迷惑をおかけします 毎度こと ご迷惑をおかけします
長文駄文ブログになってしまいますが、上記の事を踏まえて染色実験を進めようと思います。



ー↓─━ドア─扉─ドア━─↓ー



春ウコンの色素 (クルクミン) をで溶かしたのですが、後ほどクルクミン脂溶性の色素という事を知り、オリーブオイルで溶かして染色実験をして見ました。
(・・; その染色実験は;大失敗に終ってしまいました;

オリーブオイルの にじみ力はスゴい物で、洗濯前に にじみ予防に使用したゼラチンを お湯で溶かした際、油に溶けたウコン粉が布全体に染みてしまいました。


ダンプカー―…ご迷惑をおかけします―…ご迷惑をおかけします工事中


後ほど調べて見ると、
水と油は混ざらづ、酸と油は一時的に混ざる。という関係があり、ドレッシングにその仕組みが利用されているようです。

水溶性」と『脂溶性』の仲介役に「エタノール』や「卵』があり、エタノールと卵は水とも油とも混ざるといいます。

エタノールで「水」と『油』を混ざると「乳白色』に。← その事を「乳化 (エマルジョン) 』と呼び、水と油を混ぜた製品には「乳化剤』が使用されているようです。

酸と油でできたドレッシングは一時的に水と油が混ざり、しばらくすると分離するけど、同じく酸と油でできたマヨネーズは「卵』が「乳化剤』の役割をしているので分離しにくいといいます。

何かの情報で草木染めでは、油分による酸化 ← 変色の影響から油を使用しない方がよい。と見た記憶があるのですが、この度はオリーブオイルでウコンの色素 (クルクミン) を溶かした事が誤りでありました。後ほど、エタノールでウコン粉を溶かして見ると!? これまでよりも良い感触がありました。

その後 自転車 クエン酸やウコン粉と同様にキレート作用があると云われるニンニク粉やワサビ粉で脱色作用を試みて見ました。

いちおう、クエン酸やウコン粉のほか、ニンニク粉やワサビ粉でも脱色作用や防染糊の代用ができる可能性を感じたのですが、1度ムラ染めになってしまった糸や布は「重ね染め」や『脱色作用』をしても治すのは難しく思い、Tシャツ作りを中断して徳川家康の お家を描く事にしました。



ー↓─━ドア─扉─ドア━─↓ー



無印店で麻の袋を購入しました。

これまで使用していた紅芋粉やウコン粉・クエン酸・重曹・ニンニク粉・ワサビ粉・等を組み合わせました。


↑徳川家康の お家をウコン粉・クエン酸・重曹・ニンニク粉・ワサビ粉・等を組み合わせて描いて見ました。


ご迷惑をおかけします 言い伝えによると ご迷惑をおかけします

キラキラ 徳川家康北極星になった 流れ星 云われています。


ー(・・? ー?→

今度はスプレー染色をしたり、

タンニン酸や消石灰・鉄釘・ミョウバン等のエキスで媒染する事に。

カゼ 背景色のつもりでしたが ; またもや失敗の予感がして来ました。




背景色は失敗に思いました。

(・・; うっすら家康;なってしまいました。



竹。。



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