2020/05/21
ー 桃 (もモ) について ー
桃 (もモ) は 百 (たくさん) の実がなる事が転じて 桃 (もも / 百) ?

… 古代中国では
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桃は「魔除け / 邪気払い」に効果があると云われ、不老不死の薬 → 仙果とも呼ばれていたようです。
*仙果 ≒ 桃
徐福伝説でも、 不老不死の桃源郷 (理想郷) を求めて蓬莱山に・・、お話もあります。
ー 関連情報 ー
不老長寿 → 百年 (ももとせ)、百世 (ももよ)。 https://kotobank.jp/word/百歳・百年-398768
https://kotobank.jp/word/百代・百世-398788―…
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英語では桃 (Peach / ピーチ) 。 その学名は Amygdalus persica
Amygdalus (アミュグダルス) は扁桃 (へんとう / アーモンド) を、persica (ペルシア) はイラン方面を意味するといいます。
扁桃 (almond / アーモンド) の学名は Amygdalus dulcis *dulcis (ドゥルチス / 甘味)
(・・? どうして扁桃 (アーモンド) にも「桃」と文字が付いているのか? 調べて見ると
桃 (もモ) も 扁桃 (アーモンド)、桜桃 (サクランボ) 、唐桃 (杏 / アンズ) など。バラ科サクラ属 に所属。 との事。*近縁種

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ところで?!桃の原産地は中国と云われていますが、桃を『E欧』に普及させたのはペルシア系の商人であったため、ラテン語 → 英語では、桃 (Peach / ピーチ) 。その学名は Amygdalus persica 語源はペルシアを由来としているようです。*P籍由来
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ー 胡桃 (クルミ) について ー
胡桃 (クルミ) はクルミ科クルミ属に所属しており、桃の近縁種ではないけど、胡桃 (クルミ) の実は桃 (もも) の実と似ていた事から 胡人が伝えた桃 → 胡桃 と当て字したようです。
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(・・? 胡とは何か
胡瓜 (きゅうり)、胡桃 (くるみ)、胡椒 (こしょう)、胡麻 (ごま)、胡蜂 (すずめばち)、胡弓 (こきゅう)、胡座 (あぐら) など。

万里の長城 (壁) の北西部の胡人 ≒ ペルシア系の月氏が重要な鍵 (カギ) を持っていたようです。
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月氏は大月氏 (ペルシア系) と小月氏 (トルコ・チベット系) に別れ、大月氏は中央アジアのバクトリア地方に大月氏国を建国。
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扁桃 (へんとう / アーモンド) の原産地は、アジア西南部から中国の天山山脈にかけての地域。天山山脈は、中国の新疆ウイグル自治区とキルギスの間に連なる山脈。https://e-concern.com/almond-kanji/ とのこと。
ー 関連情報 ー
隊商商人として,中央アジアや西アジアのオアシス都市出身者が活躍したが,特にソグディアナ地方のイラン系住民ソグド人が最も有名。https://kotobank.jp/word/隊商-91308
https://kotobank.jp/word/キャラバン-51850
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1986年4月、すかいらーく は バーミヤン1号店 として東京都町田市大蔵町に鶴川店をオープンさせた。1987年12月、すかいらーく は全額出資子会社である株式会社バーミヤンを設立して関東地方と関西地方を中心に店舗展開を行っていった。
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(・・? バーミヤンは?
中華料理レストランだけど ⇔ 店名はペルシア語を由来 / 語源としているようです。
(・・? 今では? !ガンダーラ地方 (ペシャワル地域) いうと?! イスラム教国になっているけど、古くは、ペルシア文明とインド文明、ギリシャ文明の 交差点 後ほど、仏教 ⇔ ヒンドゥー教 ⇔ イスラム教の 交差点に。7世紀まで『仏教』の流行地で、北伝仏教 (大乗仏教) の出発地になっていたようです。
三蔵法師・玄奘 (げんじょう) は、626年に国禁を犯し、秘密裏に長安を出発 → 19年後の645年に帰国。

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三蔵法師・玄奘 (げんじょう) は、北伝仏教 (大乗仏教) の聖地・ガンダーラ地方 (ペシャワル地域) を訪れる前に バーミヤン を訪れ、2体の巨大な石仏を目にした。と云われています。
百科事典マイペディアの解説
バーミヤーンアフガニスタン、カブールの西方、ヒンドゥークシ山脈の渓谷にある仏教遺跡。インド、中央アジア、西アジアの交通路の要衝に当たる。絶壁に彫られた高さ38mと55mの巨大な石仏を中心に多数の石窟が掘られている。石仏はガンダーラ様式にペルシアの影響を加味したもので、龕 (がん) の装飾壁画もガンダーラ様式とペルシア様式が認められ有名であったが、2001年夏イスラム原理主義を標榜する政治集団タリバーンによって爆破された。2003年、世界文化遺産に登録。→ 石窟寺院
世界大百科事典内のバーミヤーンの言及
【石仏】より…8世紀以後のパーラ朝時代には、硬質の玄武岩を用いて複雑な図像の密教的な像などが多く作られ、この時代の石仏はネパール、チベット、東南アジアなどの仏像に大きな影響を与えた。 クシャーナ朝時代のガンダーラの石仏は西隣のアフガニスタンに影響を与え、カーブル北西のバーミヤーンには4~6世紀ころの製作と思われる像高55mと38mの大磨崖仏が現存する。仏教の東漸にしたがい中央アジア諸地方でも仏像は多く作られたが,ここでは石材が少ないために塑像が主流で,石仏の遺品は少ない。…https://kotobank.jp/word/バーミヤン
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残念ながら、三蔵法師・玄奘 (げんじょう) がバーミヤンで目にした2体の巨大な石仏は、2001年9月11日に起きた 同時多発テロ (911事件) ころ、タリバンによつて破壊されてしまったようです。https://kotobank.jp/word/同時多発テロ
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バーミヤーン(ペルシア語: باميان)
アフガニスタン中部の州およびその州都。後者は現在はイラン系少数民族ハザーラ人の地方都市だが、かつては古来より歴代王朝の庇護の下でシルクロードの要衝として栄えた。かの玄奘三蔵も訪れ、チンギス・ハーンによる大破壊(ホラズム攻略の際に孫のモエトゥケンを殺された報復)をも免れた州都近郊の仏教遺跡(2体の巨大磨崖仏や1000を超える石窟寺院群など)で有名。しかし1979年以降続く戦乱によって保全が困難なために世界文化遺産への登録が見送られ、戦闘と風化により多くの貴重な遺物が喪失した上、2001年にはタリバン政権により磨崖仏が爆破され、石窟の仏教壁画も8割が破壊された。2003年に「バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群」として世界危機遺産に登録され、遺跡の修復は10年以上経った現在も続けられている。以下はこれの派生。
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(・・? バーミヤンのマークは桃?
7世紀ころ、ガンダーラ地方 (いまペシャワル地域) は西洋文明と東洋文明の交差点で、その手前のバーミアンはペルシア語で『休息地』を意味していたようです。
7世紀ころ / 唐の時代、 胡人といえば西域の商人 → ペルシア系のソグド商人を指す事が多かったようです。桃を『E欧』に普及させたのは彼ら? かもしれません。
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(・・; 毎度こと;
長文駄文ブログになってしまいました;
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